AKi流スランプの抜け出し方②
こんにちは、AKiです🌷
暑い日が続いていますね…四季の中で夏が一番苦手です。セミがね…本当に苦手で…ジジジジッ!なんて近くで飛ぼうもんなら、鬼の表情で走り逃げます。
さて、昨日書きました内容の
◆AKi流スランプの抜け出し方
- 無になる
- 映像にこだわっている映画を見る
- 想像力を取り戻すものに触れる
の二つめについて、気ままに語ります。
因みに一番好きな映画は、主演アンソニー・ホプキンス、監督ジョナサン・デミの『羊たちの沈黙』(1991年)です。
映像にこだわっている映画を見る
一見ただの気分転換のようですが、私の場合、スランプ中に映画を見るのは少々意味合いが違います。
前回の記事では、スランプ中はイラストに一切触れないと書きました。でも、感性の吸収時間として、何かプラスになることもしたいわけです。
その中で、ジャンルの違う芸術に触れるために映画を見ることにしています。
中でも映像が気に入っている映画を少し紹介致します。
■パンズ・ラビリンス(2006年)
監督 ギレルモ・デル・トロ
主演 イバナ・バケロ
手に目玉があるクリーチャー、ペイルマンのビジュアルは、なかなかに有名なのではないでしょうか?
「だから少女は幻想の国で永遠の幸せを探した」
というキャッチコピーがつけられた本作ですが
お察しの通り、ちょっと複雑な気持ちで幕を下ろす作品です。
作中の時代背景がスペインの内戦中ということもあり、終始薄暗い映像が続きます。映像が薄暗いファンタジーというだけで、興味をそそられますよね。
主人公のオフィリアは現実と幻想世界を行き来するのですが、その幻想世界を守る守護神パンのビジュアルが、素晴らしい。素敵。
パン、と聞くとギリシャ神話の牧神を思い出しますが、ギリシャ神話のパンは人間の上半身にヤギの下半身でしたよね。本作では頭までヤギっぽくなっています🐐ちょっと悪魔的なお顔なのも可愛い。
パンに続き、前述したクリーチャー、ペイルマンは巷ではトラウマ級と言われるビジュアルですので、クリーチャー好きな方は是非見て頂きたい。あのビジュアルは創作意欲が増します。私はトラウマ級というよりは、手のひらにあるくりくりなおめめが可愛くて、顔の前に手をかざしている姿がキュートだと思うのですが…。
さて、先程終始薄暗い映像が続くと書きましたが、最後にパッと明るくなるシーンがあります。その映像のメリハリと作品の展開に、奇妙なくらい心がざわつきます。恐らく言葉を失う瞬間が、このシーンかと。
ジメッとした薄暗さのダークファンタジー。
ファンキーなクリーチャー達と、展開に心が揺れる感覚を最後に味わうべく、一度是非ご覧ください。
…長くなりましたので、本日はこの『パンズ・ラビリンス』のご紹介で終わりたいと思います。
読んでいただきありがとうございました!
次回は日本の作品を紹介します☺️