AKi流スランプの抜け出し方②続
こんにちは、AKiです🌿
ゆったり羊に寄りかかってお絵描きしたい…少しごわついたあの毛の感覚が懐かしい。
さて、昨日の続きです。
◆AKi流スランプの抜け出し方
- 無になる
- 映像にこだわっている映画を見る
- 想像力を取り戻すものに触れる
の2つ目について語っておりました。まだまだ沢山ご紹介したいところですが、またの機会に置いておくとして…
もう1作品だけご紹介致します。
◆『パコと魔法の絵本』(2008年)
名前だけ見ると、子供向けですよね。
所謂ファンタジーの映画かと勘違いしてしまいますが、ちょっと違う。
映像の色彩や切り替わりの派手さに関しては、子供の目を惹くのですが(我が家のチビも大好きです)…お話に関しては大人が見る方が楽しめる気がします。登場人物全てが訳ありですからね…色んな感情が湧き出て、涙することも。お話の内容には深く触れないので、是非見てみてくださいね。
映像に関してですが、色彩豊かでポップで可愛い。これに尽きます。コントラストが高めでキャッチーな色が沢山使われており、最後まで目が楽しい。
なにせ、役所広司さん演じるクソジジイのオオヌキは、金色のガウンを着ていますからね…最後までギラギラです笑
暗いシーンでさえも、色の使い方が綺麗でハッとさせられます。ごちゃついた場所の表現も、細部までこだわりを感じられるので、そこにも目を向けて頂きたい。
余談ですが、本作はキャストが大変豪華。阿部サダヲさんに妻夫木聡さん、上川隆也さん…そして土屋アンナさん演じる化粧バチバチの看護師さん、最高です。早く寝ろ!って怒られたい。
本作はCGと実写が上手く組み合わされている上、絵本がキーアイテムになっていることから、全体の雰囲気も音楽も絵本に近いかわいらしさがあります。
挿入歌を歌われているのが、木村カエラさん。本当に可愛い。ちょっとだけ映像にも出てきます。
色彩豊かで絵本のような世界観に、割と身近なトラブルを抱えた人達のお話なので、好き嫌いがはっきり分かれる作品かもしれません。しかしながら、本作の映像は、創作が好きな方には堪らない要素が沢山詰まっています。一見の価値ありです。
鮮やかな色が散りばめられた映像で描かれる、悩みを抱えた大人達と1人の子供の小さな温かい物語、是非一度見てみてください☺️